ぼくは、開いているベランダの隙間から、少し外に出た。 ペットショップのオジサンとナオだけしか、 この世界で知らないから、こんなにナオがすきなのかなって思って。 少し、道を歩いたけど、ぼくはなにも見つけられない気がする。 なにも見ようとしていないからなのかもしれないけど。 草がたくさん生えている場所にたどり着いた。 ぼくには名前なんかわからないから、この場所がどこかはわからない。 目の前には水が流れてて、辺り一面がオレンジ色ですごくキレイだった。