「幸村。」 憲介が事故に遭ってから、もう1週間が過ぎた。 「あ…葛城先生。」 「元気か?」 相変わらず憲介は目を覚ましてくれないけど、あたしは毎日病院に通ってる。 「うん…」 「そっか…よかった。お前まで体調崩されたら大変だからな─」 そう言って、葛城先生はあたしの頭に手を置いた。 「ごめんなさい…色々と迷惑かけて。」 「いや、迷惑なんかじゃねぇって。…イケには早く起きて驚いて欲しいな。」 葛城先生が言う、『憲介に驚いて欲しいこと』 それは… 3日前に判明したこと。 ◇◆◇◆◇◆◇