ILLICIT LOVE〜恋するタイミング〜


「お前らできてるんなら、もっと早く言ってくれればよかったのに…。そしたら今回の劇だって、恋人同士の役とか考えてやったのによお」




ガンさんはグラスを片手にけらけらと笑っている。


仲間達も、


「そうなんだー」


「どーりでふたり仲いいと思ってた」


などとはやし立て始めた。




どうしよう…。




なんて言えばいいんだろう…。






そんなことを思っていると、


隣のウシオが勢いよく立ち上がり、いきなりガンさんと仲間達に弁解を始めた。




「違うって…!俺とマユコは全然そんな仲じゃないから…!」




え…?