会話の感じからは、ウシオは今までと何も変わらない、 いつもどおりのウシオだった。 相変わらず彼の励ましは、私の心に十分沁みてくる。 単なる社交辞令だろうとはわかっているけど、 それでもウシオに気遣ってもらえたことが嬉しくて、 へこんでいた私の心は、 チョイ役もプロンプターも一生懸命頑張ろうと思えるまでに回復していた。