またこの作品では、長年自分が考えていた「男女の友情は成立しないものなのか?」という疑問についても意識しながら書いてきました。
よく「別れた恋人とは別れた後も友達でいられるのか?」という疑問も耳にしますが、
私は年をとるにつれ、だんだん「それは無理かも」と考えるようになってきました。
昔の自分はどちらかというと「せっかく知り合えたんだから、別れても友達でいようよ」と考えるお気楽タイプだったのですが、
“恋の切れ目が縁の切れ目”とでも言うのでしょうか、どうもそういう関係を拒む元カレが多く、残念ながら自分もいつしかそういうふうに考えるようになっていました。
それもなんとなくさみしいものがありますが、
そう考えると「男女の友情は成立しないものなのか?」というテーマに対する私の答えは「必ずしも成立するものではない」となってしまいそうです。
互いに恋愛感情ゼロの相手や、割り切った関係の相手となら「成立する」んでしょうが、自分の経験上、やっぱり一方が相手を意識しちゃうとダメみたいですね。
そうすると、男女の友情が成立するしないというのは、両者の意識の問題なのかという気がしますが…。
難しいですね☆

