注文したコーヒーが来ると、
サキさんのお父さんはすぐに本題に入った。
「ホンモウ先生」
「…はい」
「単刀直入に言わせてもらうが、君はハマサキくんと付き合ってるのかね…?」
「え…?」
なんとなくそっちのことを突っ込まれるんじゃないかとは思ってたけど、
いざそう言われると、緊張とストレスとで急に耳鳴りがした。
「以前から娘はハマサキくんにはすごく仲のいい女友達がいて、度々妬いてしまうんだとこぼしていたんだが、最近じゃハマサキくんがあまり会ってくれなくなったとか、結婚式の準備も全部自分任せにされてるとか言い始めてね…。どうも君とハマサキくんの仲を疑っているらしい」
「…そうですか」
それでサキさん、こないだ私に会いに来たのか…。
「おとといハマサキくんはそんなことはないと否定していたが、やっぱり君達はそういう仲なんだろう…?」
「え…?」
なんて言おうか迷ったけれど、とりあえずウシオに話を合わせておこうと思った。
「あの…、ウシオも言ってたとおり、私達ホントにただの友達なんです」

