ILLICIT LOVE〜恋するタイミング〜


泣きながら店の外をとぼとぼと歩いていると、


後ろからウシオが走ってくるのがわかった。




「おい、マユコ…!ちょっと待てよ…!」




「え…?」




立ち止まって振り返ると、


追いついたウシオが私の両腕をつかんで言った。




「どうしたんだよ…?いきなり帰るなんて…」




相当急いで来たのか、彼は息を切らせていた。




「何…、お前泣いてたの…?」




ウシオは私の顔を覗き込みながら言った。




「だから気分が悪いって言ったじゃん…」


「そんなの嘘だろ…?何かあったんじゃないか…?」


「別に何もないよ…。ウシオには全然関係ないし…」




ウシオの腕を振り切ってまた歩き出すと、


彼は私の後をついて来た。




「遠慮すんなよ。俺達の仲だろ…?何かあるなら正直に言えって…!」