ILLICIT LOVE〜恋するタイミング〜


言葉を無くした私に構わず、ウシオはひたすらしゃべり続けた。




「それでさ、結婚式や2次会には劇団のみんなも呼びたいと思ってるんだけど、俺としては一番気心が知れてるマユコに2次会の幹事を頼みたいなって思ってたんだ」


「えっ…」




なんで…?




なんで私なの…?






その理由を問いただすと、


ウシオはあっさり言った。




「だってほら、マユコってマメというか、雑用なんかもきちんとこなせる人じゃん?」




「……」




何…、


ウシオ、


そんな理由で私に幹事をやれって言うの…?




あり得ないよ…!






思わず彼から目をそらすと、


ウシオは「それにさ」とつらいひとことを付け加えた。




「何よりマユコは俺のいい友達だろ…?」




「……!」




“いい友達”…。






…それは、


実に胸に痛い言葉だった。