「ねぇねぇ、癒衣里行こっ」

「へっ!?ヤだよ…」

「何でよぉ、いいじゃん」

「あの人達、不良だよ…?」

「何言ってんの!がり勉だって」



由美子はそう言って、私の腕を引っ張っていった。




「ねっ、何してんの?」

「ぁあ??勉強に決まってんだろ」

「君らさ、2年A組の子達だよね?」

「そうだけど」



私高津癒衣里(コウヅユイリ)。


高校1年生。



親友の由美子に連れられて、今図書室にいます。


理由は、由美子の気になる人と話しをするため。今度の好きな人は、がり勉の人みたいで…でも、見た目とは、まるっきり違っていた。


見た目は、とってもヤンチャそうな人達。でも、頭は良くてトップに立っている程。




「何年だよ?てめぇら」

「1年でぇすっ」



由美子が笑顔で答えると男の子達は、落とされていった。


1人は除いて…