初音チャンは、 机に肘棒をつき、手にあごを乗せて外を見ていた。 あたしには、興味なさそうな―……。 これから仲良くなればいいんだ。 あたしは、そう思った。 家に帰ると奏が真っ先に 「お疲れ様♪」 って頭を撫でてくれた。 「気安く触らないで」 って言っちゃったけど… 今日は、一日中お母さんが着いていてくれて頑張れた。 でも、明日からは一人。 明日こそ頑張らなきゃいけない。 .