でも私は・・・・・



「静音さん…琥宇桜に会ってあげて……」



私はその言葉に涙を流しながら頷いた。




そして孝子さんは一言、


"ありがとう"


そう言って帰っていった。


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それからすぐ私は鞄を持って家を飛びだした。



愛しいあの人がいる病院に一分でも一秒でもはやく会うためにひたすら走った。



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