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「神様、どうか、どうかあたしの神様……お声をお聞きください。ああ、神様のお使いの方、どうかあたしの声をお聞きください。必ず、次に出会ったならば必ず、あたしは使命を、セリーヌを……」
足にすがるあたしを、神様の使いは憐れに、そして愛してもくれたのでしょう。
優しく手を取り、なにかを与えてくださいました。
黒いフードでお顔は見えませんが、とても優しい声が言ってくださいます。
「これをお前の風に乗せるのだよ。そうすれば、お前はもうだれにも負けないからね。さあ、残る使命を果たしにゆきなさい」
まるで父とも慕えるその方からいただいたのは、袋に入った砂でした。
これで、あたしは、あたしの神様のお言葉を実行し、セリーヌを……!!
あたしは、深く深くお辞儀をしました。
「ありがとうございますっ、……必ず、必ずあたし、次こそ……!!」
なにかを任せられ、信用してもらえることが、嬉しかったのです。
だって今まで、満足に人としてすら扱われなかったのですから。
「神様、どうか、どうかあたしの神様……お声をお聞きください。ああ、神様のお使いの方、どうかあたしの声をお聞きください。必ず、次に出会ったならば必ず、あたしは使命を、セリーヌを……」
足にすがるあたしを、神様の使いは憐れに、そして愛してもくれたのでしょう。
優しく手を取り、なにかを与えてくださいました。
黒いフードでお顔は見えませんが、とても優しい声が言ってくださいます。
「これをお前の風に乗せるのだよ。そうすれば、お前はもうだれにも負けないからね。さあ、残る使命を果たしにゆきなさい」
まるで父とも慕えるその方からいただいたのは、袋に入った砂でした。
これで、あたしは、あたしの神様のお言葉を実行し、セリーヌを……!!
あたしは、深く深くお辞儀をしました。
「ありがとうございますっ、……必ず、必ずあたし、次こそ……!!」
なにかを任せられ、信用してもらえることが、嬉しかったのです。
だって今まで、満足に人としてすら扱われなかったのですから。