CE-LI-NE





城を出るところで、セリーヌはルイスに言った。

「ルイスお前は、」

「なぁんだい? ついて来るなって言われたぁぁぁぁって、無ッッ駄だぞぉ?」

「いや、そんなことはわかっている。だからお前は、お前で調査を頼みたい。調査の内容は任せよう。大学を首席で卒業したお前だ、調べものは得意だろう?」

どん、とルイスは即座に胸を叩いた。

「このボッッックに、どぁぁぁ~んとお任せあれぃ!」

本当に、自分から動くのが好きな降魔師だった。

ルイスと分かれたセリーヌは、騎竜場に向かった。

やはり移動は歩きよりも小竜のほうが速い。

と、先ほど一緒したフーガ人の男がいた。なんと、すでに仕事をしている。

「おいお前、もういいのか?」

「あ、セリーヌ大佐、いやいやぁ、もうすっかりですよ。アイスラの医療魔法はすごいもんです。こんなにあっさり怪我も痛みも取れるんですからね」

他民族のよいところを素直によい、と言えるのは、フーガらしさだろう。

彼らは、あまり民族思想やその隔たりを抱かないのだ。