CE-LI-NE

つまり、今ある魔法は、五つ。

その中に、爆発連鎖を操る方法など……

「まさか新種の魔法……などではあるまいな?」

 、、、
「まさか。そんなのが生まれたらこの世界の神話が破綻するよー? 神は六つの精霊を生み出した。その六つの精霊の力が、僕らの魔法の源だよ。新しい魔法が生まれたら、それは第七、第八精霊の誕生になる」

「が、実際にそんなことは起こりえない、か。だとしたらさらに妙だな。あれは炎の魔法。世界で最も破壊に長けた力だ。それがなぜ焼き払うのではなく、爆砕させるだけだったか」

バガダダダダン!

と、またジンが本を落とす。

溜め息をつくのもいささか飽きた。

「うーんー。あそこを焼き払う必要がなかった、とか」

「ならなぜ爆砕する。焼き払うのはダメで、破壊はいいのか」

「それじゃあ……そもそも、焼き払うだけの力がない、とか……?」

「? どういう意味だ?」

「いや、テキトーに言ってみただけ」

「そうか」

なんにしても情報が足りない。

今は、ちょうど都合のいい人間も街にいる。

自分には、ソファーに寝そべっているだけで情報を収集してきてくれる、水でできた使いぱしりはいない。

ここは足で調べるか。