CE-LI-NE

セリーヌの少年保護任務は、あまりに被害の大きい失敗で終わった。

少年保護どころか。あの民宿、そして近隣が、あっという間に崩壊したのである。

しかも自分は、ただルイスの腕の中に守られていただけという、名実ともに失態だった。

無論、上層部は沸騰したヤカンのようになっている。

『ガーディアン』の団長でありながら、なんということか、と、雷も落ちた。

流れ当然、セリーヌには本件の火急なる解決が義務付けられた。

もっとも、言われるまでもなくセリーヌはそうするつもりである。

ルイスは記憶力がいい。調べてきたことは、すべて口頭で伝えてくる。

「まず君が保護するはずだった少年だけど、近辺にそれらしい少年はいないらしい。あの少女が一足先にどこかへ連れ去ったと考えるのが妥当だね」

と、さすがにこんな時は、普段のまどろっこしい抑揚は抜けている。