CE-LI-NE

「お前は自分の立場をわかっているのか! 使命を果たせ!! 選ばれたのだ、特別なのだ、お前は!! それゆえのことをなせ!」

「神様に、逢わせてください」

「まだ言うのか! お前は、」

「神様に」

「使命を果たすのが先立と、」

「逢わせてください」

「言っているだろうが!!」

少年を横へ突き飛ばした男が、拳を振り上げる。

瞬間、少女の顔が反射的に跳ね上がる。

セリーヌからは、その表情は見えない。

しかし、

「逢わせ、ろ!!」

鬼の泣いたような顔だろうと、想像した。

少女と男の狭間で烈火が花開く。

少年も巻き込んで、両者は吹き飛ばされた。

床を転がった男より早く、少女は立ち上がる。

飢えた獣のように男へ駆け寄り、馬乗りになる。

「逢わせろ、逢わせろ! 逢わせろ!! 逢わせろっ!! 逢わせろぉっ!! 逢わせろぉおおっ!!」

襟首を掴み、男の頭を何度も、何度も、何度も何度も床へ叩きつける。

怒号と、対する悲鳴。そして頭蓋骨の痛めつけられる衝撃が、滝の音とチャチャを刻んだ。耳障りなメロディ。