CE-LI-NE

息の上がった少女と打って変わり、ルイスも、セリーヌも、いっそ世界そのものが、静かになった。

少女は、やがてまた、笑い出す。肩がかたかた硬い音で揺れた。

「そんなあたしに、神様はおっしゃってくださいました。魔法を与えてくださいました。そして今、にっくきセリーヌ・ウォン・ドストロフ……アナタをほふる力をも……!!」

ひゅううううう……!

風の高鳴りは少女の憎悪、魔法の発動予兆である。

「あたしは、あたしは神様が言うのならなんでもいたしましょう!! 使命を果たし、セリーヌを、セリーヌを、はははははっ!!」

火の玉が浮かべば、そこからは瞬速である。

少女の紡ぎ繋いだ道しるべは五つ。人の頭ほどだった小規模爆発が、今や人体を飲み込むサイズとなって連鎖を繰り返す。

ドドンドドン
ズドンドンドドン!!

その灼熱の前に、

「っ!!」

「セリィ!!」

ルイスが、立ちはだかった。

その光景に、セリーヌは目を見開く。