「レン様になら、まかせられます。今日みたいなことは2度とないように…お嬢様をお願いします」
「………は?」

オレは耳を疑った。

「何でお前が…今日のこと知ってんだよ…?」

今日の事件のことは、心配かけたくないから!と、つつじが言い張るので、誰にも話していない。

もちろん言い出しっぺのつつじが言っちまうわけがねぇだろう。


ピエールは一瞬目を見開き、気まずそうに視線を落とした。