―――つつじが走り去った後の休憩喫茶―…

「美琴ッ!あたし、つつじを探してくるね!」

そう言って紅葉は走っていった。

「オレも…!?」
梅山が走り出そうとした時、美琴がその腕をつかんだ。

「? 何?」
「あなた、つつじに何したんですか?」
「何ッて…オレは何も…」
「うそ。最近つつじなんか変だし、何かあったとしか思えない。」
「でも…」

そして、梅山は考え込んだ。

「やっぱりオレに覚えはないよ」

それを聞いて美琴は1つため息をこぼした。

「とにかく、もうつつじに近づかないであげてください」

そう言い残して、美琴はその場を去った…