「はぁ…間に合った…」

チャララーン

チャイムを押す。

そして学校に向かった…


何でなのかな…
君の姿を見た瞬間、一緒に学校に行きたいと思った。
仲良くなりたいと思った。
なにより、とても気になった。
気になって気になって仕方なかった。


あぁ…もう別れないといけないな。
学校ってこんなに近かったっけな。

「じゃあ、2年は向こうだから」
「あ、はい。じゃあまた」

そう言って見上げる大きな瞳。

その瞳を見てたら体が勝手に動いていた。


「See you soon.」

あー、ちょっとヤバかったかな…?

別れてから考えてみる。

まあ…あいさつ代わりだし…普通だよな?

そうして、オレは教室に向かうのだった。