「ねー、レ…!?」

オレは壁に手をつき、つつじが逃げられないようにした。


「何で不安なのかわかってる…?」
「え…」
「忘れてた?オレ…つつじのこと、好きなんだぜ?」
「わ…忘れてたわけじゃないけど…」


つつじの目をまっすぐに見つめる…。

「ピエールッてさ、本当に大人なんだよ…。オレなんかとは比べものにならないくらい…。
わかるか?つつじが…いつピエールのことを好きになるかわかんねぇんだよ。
だから…小さなことで必死になっちまうほど…オレはつつじが好きなんだ」


そして…そっと顔を近づけた………