あたしって恋愛の女神様から見放されてんのぉ!? そう思うくらい、毎日恋愛の、『れ』の字もなかった。 このまま高校生活終わっちゃうかも…なーんて事まで考えるようにもなってたんだ。 そんなあたしに、 やっと、 やっと、 女神様は目を向けてくれた それは高校生になって半年も経つ、そよぐ風が少し肌寒く感じるようになった10月だった。