偽りの兄妹。


私は家にいても千里を避けた。

学校では美柚も避けた。




「・・・蜜樹ちゃん、どーかしたの?大丈夫?」

と、心配してくれる優しい子もいた。

いつもなら千里も『大丈夫か~?』って言ってくれるけど・・・
美柚とイチャイチャしている・・・・。






今更、私の中の千里の大きさに気づかされた。


そう気づいたら

「千里!!ちょっと来て!!」

今の状況に関係なく

体が勝手に動いてた―。