いつもの専用着信音が部屋に鳴り響いて、自然と笑みが溢れる。 ダッシュしてテーブルの上にある携帯を取って、受信メールボックスを開く。 フォルダに光る、あなたの名前。 これだけですごく幸せな気持ちになって、思わず携帯をぎゅっと抱きしめた。 なかなか会えないから、これだけで胸があったかくなる。 まるで魔法にかかったみたいに、あなたしか見えない。