小悪魔な私

私は空を見上げた。


月が私を見つめていた。


なんだか、全てを見透かされているようで泣けてきた。


私は思いっきり




『勇気のバカ!!!』




って叫んだ。



――――ガチャ


『人の名前を大声で叫ぶな!!』




振り返った視線の先には




ゼーゼーと肩を上下させている




勇気の姿があった。




「な……」


「やる事が急なんだよ!」


そう言うと私の前にケーキを置いた。


「ケーキ、食おう」


そう言った勇気の瞳からは、涙がこぼれ落ちていた。