小悪魔な私

私は朝方トイレに行きたくて目を覚ました。

私と勇気の手はまだ繋がったままいることが嬉しくて手を離したく無かった。


でもトイレは生理的現象なので仕方無く手を離した。


トイレから出ると無性に外の空気が吸いたくなったんだよね。


私は階段を上がり屋上に出る。


外はほんのり明るくなってきていた。

夏の匂いがする。
海が近いからか潮風が心地よく肌に触れる。


私は精一杯伸びをした。



「おい!ノロ子。何やってるんだ?」



後ろから勇気の声が聞こえた気がする。


私は振り返ってみた。



そこには、寝ぐせが付いたまんまの頭で目を擦りながら勇気が立っていた。