プレゼントみたいなキミ


 

うえーん

うえーん




スズメさんが捕まえられないキヨちゃんは

泣き出してしまいました。





「キヨ、お願いがあるんだけど聞いてくれる?」



キヨちゃんの涙を拭きながら

イノリくんは優しく話し出しました。




「何?」

「スズメさんじゃなくて、僕とキヨのお顔描いて」





イノリくんはそう言うと

キヨちゃんにクレヨンを差し出しました。










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