プレゼントみたいなキミ


 

「あれ?」



急いでおうちに帰ったイノリくんですが

キヨちゃんの泣き声は聞こえません。





不思議に思ったイノリくんがキヨちゃんのおうちに入ると


小さく丸まっているキヨちゃんがいました。





「キヨ、ただいま」



イノリくんが声をかけると
キヨちゃんはお顔をあげました。





キヨちゃんのおめめには

たくさんの涙が溜まっています。






「キヨ?」




イノリくんがキヨちゃんの頭をいい子、いい子と撫でてあげると


キヨちゃんのお顔が

しわくちゃになりました。










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