鬼 鴉【総集編】



与えられた辞令書には、そう綴られおり、ランスらに不信感が生まれる。


「……命令です。ランス軍団長殿、復唱を」


ロインは、一切の感情を挟まず問い質した。


「……了解だ。別に急ぐワケでもないんだろう?後処理をする暇ぐらい、あるよな?」


眉間に皺を寄せランスは少し口調を荒げ、そう答える。


「えぇ、構いません。出来るだけ、早急にお願いします」


ロインはランスの激情を意にも介さず、言葉を返す。


なんとも、互いに感情を押し殺したようなやり取りは、組織の在り方というモノを色濃く現していた。