屈託のない彼の笑顔はアタシも笑顔にさせる。 千昭って、いじわるだけど、やさしい。 「あと…一昨日も、ありがとう。 友達から聞いたの。夜のことも。 迷惑かけたみたいで…ごめんなさい」 ごめんね… ありがとう それだけは言っときたかった。 「なーんだ!センセイ自身で 思い出してほしかったのに。 でも、気にしないで? おあいこじゃん」 「え…?」 「センセイを助けたお礼に 俺はセンセイを抱けたから」