「センセイ、 忘れれないでね?」 ニコっと意地悪く アタシに笑いかけた 千昭はアタシの顔に 近づいて来た。 「俺たち、 エッチしたってこと」 不意に吐息が当たる くらいの耳のそばで 小さく言い放った。 「…なっ…!」 「センセイ、かわいいね? 耳まで真っ赤。」 真っ赤になるのは 当たり前だよ… このコ、わからない。 何なの……? もう、ついていけないよ… 「俺もういくわ。 じゃあ待ってるから」 「…あ、アタシ行かないよ!」 「センセイは来るよ」