「ちょっ…やめて!」 勢いよく押してなんとか解放された。 息が、まだ荒い… なんで、 こんなこと……… 「なんで覚えてないわけ?」 真っ直ぐあたしを見る千昭の目がまるで切ない目… 「…俺だけかよっ。覚えてんの………ムカつく」 なに? 意味が分からないよ 「ねえっ…昨日の無かったことにしない?その方がお互いに…」 下を向いて言った。 なかなか、彼を見ることができない。 キスのせいで、顔は真っ赤だし、恥ずかしい…