神が死んだのは現代の数字では表すことができないほどに遠い昔。
モンスターの仕業といわれているが、闇の精霊の暗殺という説も耐えない。
また、神と呼ばれるほどの存在が本当に死ぬのかと唱える学者もいる。
神は、死んだのではなく、どこか人知れないところに眠りについていると考えているものも決して少なくない。
しかし、問題はそこを追及するところではなく、未だに魔王が残っていることである。
悩んだ末に、作り出されりは、光と闇の精霊より作り出されし、4体の精霊。
火、風、土、水の精霊たち。
それらの元は、神の身体・・・。
魔王の力は強大。
残されしは、6つの精霊たち。
光の精霊、闇の精霊を中心として、火の精霊、土の精霊、風の精霊。水の精霊が集う。
彼らに必要なものは、兵隊。
かれらは作り出す。新たな兵隊を・・・人間を・・・。
火の精霊が作りし、火の民。戦に優れ、その気迫たるや、悪魔をもしのぐ。
水の精霊が作りし、水の民、学に優れ、その知識たるや、神にも迫る。
風の精霊が作りし、風の民、芸に優れ、その美しさたるや、全てを惑わす。
土の精霊が作りし、土の民、業に優れ、その腕たるや、他に並ぶものなし。
それらをまとめし、光と闇の民。主な力は持つことはない。
何千年もの時が過ぎ、何百万との民が死に、何千万とのモンスターが死に絶え、そのときはくる。