Replicant・Lover's-L No.6

DS3を手に取って、手の中でくるくると弄んでいたなと思ったら、そのジンの手からDS3がコンクリートの床に落ちた。

「ああっ!!」

そのDS3をさらにジンの足が踏みつけ、パキンっと嫌な音がした。

ジンが足をどけるとDS3の外装のプラスチックが見事に砕けていた。

ジンは、砕けた外装から指を入れ基盤との間にあった、丸くて平べったい白いシールのようなものを取り出した。