「ちょっと、邪魔っ」

小走りで寄ってくるエルを迎えるために、邪魔なジンを手でよけて、手招きした。

Cerezoの他のメンバーは随分後ろを歩いてきている。

「リッカー」

「エルー」

といつも通りあたしたちの挨拶のハグをしようとして、

阻止された。

欠陥品のジンに。