「そっか…」

抱き締めたままの状態でそういう健。

安心したのか健の力が緩んでる。

そんな健がたまらなく愛しい。

「健…大好き……っ…」

「俺はその100倍好き」

――ねえ健…

私が大人になるまで

もう少し待っててね?

私が大人になったら…

プロポーズ…してね…?

待ってるから―――…

健が私を大切に思ってくれているなら

私はずっと大切にされる女であり続けるから…



END