【長編】Sweet Dentist

余りにも意外で、まるで夢を見ているみたい。

行き詰っていたと思った未来が、少しずつ明るくなっていくようで…

あたしは今なら何でも出来る気がしていた。

自分の事のように喜んでくれる響さんが、あたしの耳元でそっと囁く。

「だから言っただろう? 絶対に大丈夫だって」

本当に…

彼がいるだけで、全てがうまく行くような気がする。

自信過剰で、超俺様。

我が侭の極みじゃないかと思うような発言の連発なのに…

それを全て現実に変えてしまう響さんって…

やっぱり魔法使いかもしれないと

ほんの少しだけ思った。