「ハナちゃん。次の休み時間、トイレに来てくれる?」 映画に行った翌日の月曜日、わたしはBさん達に呼び出された。 「どうして?」 わたしは聞いた。 「来てくれればわかる。一人で来て」 Bさん達はわたしにそう言って、自分の席に戻ってしまった。 溜め息をつくわたしに、一緒にいた友達が心配そうに言った。 「……ハナ、大丈夫?どうする?先生に言う?」 「ありがと、大丈夫だよ」 「でも、ハナが何かされたら……」 「何もされないよ。行かないから」 わたしは笑顔で友達にそう答えた。 ・