「みんな!お弁当食べるのやめろ!」 不意に担任の先生が大きな声を上げた。 あれは小学6年生の頃。 運動会の予定が雨だったため順延となり、通常授業となった日。 その日は給食が無かったため、お昼は運動会用に作ってもらったお弁当をクラスで食べていた時の事だった。 なにごとか?? 教室がざわめく。 「もう一度言う、お弁当をしまえ!!」 普段温厚な先生の低く怒った声に、ひとり、またひとりと箸を置く。 わたしも友達と顔を見合わせながら、まだ半分以上残ったお弁当箱の蓋を閉じた。