いろいろと考えていると学校についてしまった。 玄関には人だかりが出来ていた。 (あ・・・クラス発表か) 好きな人となりたい! 彼氏と一緒のクラスになりたい! 仲のいい友達と同じがいい! 誰しもがそう思うはずだ。 中には先生に媚売って何とかしてもらえないかと 最後までねばっている人もいた。 (好きな人・・・ねぇ) 私にあいにく好きな人はいない。 男子はどうでもいいので友達がどうなったかだ。 「あ、ちえ!」 明るい声に振り向く。 そこには私の大親友の篠原美姫が立っていた。