「で、何を隠してる?美春ちゃん、俺に隠し事はないだろぉ?」
にっこり笑ったまーちゃんの顔。
私の顔を覗きこんで、にっこり笑ったり怒った顔をしたり私の頭をコツコツと叩いたりした。
「絶対内緒にしてよ!まーちゃんを信じてるから、話すね」
私は、千夏の告白の話をこっそり教えた。
池田を好きだということは、まーちゃんも知っていたので、話は早い。
「そうか・・・今夜はそういうことがあるだろうと予想はしてたんだけど・・・」
「まーちゃんも告られたの?」
まーちゃんは意味深な表情で笑いながら、コーヒーを飲んだ。
「美春ちゃん、気になるの?」
ニヤニヤするまーちゃんの肩を叩いてプイっと顔をそらす。
本当は嬉しいのに。
「まーちゃん、中学生の恋って大人から見るとバカみたい?」

