「りん、うどんすきだろ?」 …好きだけど! あたしのイメージってうどん?! 「ここ雑誌に載ってて、おいしいって友達が言ってた。」 そういう亮ちゃんはうれしそうな顔をしていた。 そういえば、亮ちゃんもうどんが好きだった。 亮ちゃんがあたしの好みを知っていてくれるのも“幼なじみ”だから。 こんな表情を見れるのも“幼なじみ”だからー… でも、あたしはやっぱり“幼なじみ”じゃなくて“彼女”として隣に並びたい。 この一歩が、いつになったら踏み出せるんだろうかー…