「うりゃあ!」

乙女ソードで、白い悪魔のサーベルをへし折ると、彦○○んの額に突き刺した。

リアルに開いた穴から、血が吹き出した。

あたしは、後方にジャンプすると、日本刀に似た乙女の刀身を、マスコットキャラクター軍団に向けた。

研ぎ澄まされた刀身に、マスコットキャラクター軍団の姿が映る。

あたしは、左手の人差し指と薬指を剣先に添えると、叫んだ。

「乙女のたしなみ!三日月の型」

一斉に、襲いかかってくるマスコットキャラクター軍団に向かって、あたしは一回転し、乙女ソードを一振りした。

「舞え!斬撃!乱舞」

刀身から飛び出した三日月の形をした手裏剣のような光が、マスコットキャラクター軍団の体に炸裂し、三日月の傷をつけた。

あたしは、マスコットキャラクター軍団に背を向けると、二本の指を刀身に添いながら、鍔まで落とした。

「爆撃…」

あたしの言葉に呼応したかのように、三日月の傷が輝きを増すと、爆発した。



「お、おやじにも、斬られたことがないのにい!」

白い悪魔の断末魔だった。

黒焦げになったマスコットキャラクター軍団を足で退かしながら、あたしは哲也に近づいた。

「お兄ちゃん!」

乙女ソードを前に突きだすと、あたしはきりっと哲也を睨んだ。

「これで、著作権は大丈夫…じゃなくて!そこを退いて!あたしは、京都にいくんだから!」


「ほお〜なるほど」

馬鹿にしたような哲也の言い方に、あたしはカチンときた。


「お、お、お兄ちゃんだって!」

声が上ずる。

「京都にい、かなくちゃいけないんでしょ!」

その言葉に、哲也は苦笑した。

「お前は、何も知らないな…」


「な、何を!」

「俺は、今回の修学旅行には参加しない!代わりに、教頭が参加している」

「え!?」

目を丸くしているあたしに向けて、哲也は右手を広げた。

「俺は、お前と戦う為に、ここにいる!」

「き、きいてないよお〜」

あたしは、家に帰りたくなった。