…―バタン 白いドアが閉まる。 「どうしてここに…?」 「歌…感動しちゃって。 逢いたくなって…飛んできちゃったぁ…―」 「優梨…かわいすぎ。」 そういって、あたしを抱きしめる 香水の匂い 久々に感じる温もり… 「あっ! ブラウニー作ってきたよ。」 あたしはピンクの袋を陸に渡した 「さんきゅ!」 陸はお礼をいうと、早速箱からブラウニーを取り出す。 綺麗な長方形 ふりかけられた、真っ白な砂糖の粉。 「うまそー!」 陸は、手でブラウニーを掴む