ニコっと笑顔を作り
荷物を持って
愛は学校へ出発。


そろそろそんな時間か……


「行ってきます!
今日はバイトないから
ちょっと早めに来るね!」


「うん!待ってる!
行ってらっしゃい」


──バタン。


扉が閉まった瞬間……



俺の、理性との闘いが終わった。


ったく……


いつまで闘わなくちゃ行けないんだよ。