私は足早に 美術室から離れ、 同じ階にある生物室に駆け込むことにした… 部長の特権として預かっている教室の鍵を差し込めば、 戸が、カタンと動いた。 どうやら、 鍵は開いていたらしい… 閉め忘れかな? と、気に止めもせずに戸を開けると… タモリ君が、 女の子を机の上に押し倒す形で、キスしてた… 「 あ、ヤベッ…! 先に帰ってて!!」 私に気付いたタモリ君は 慌てて体を離し、その女の子に言う… 言われるままに 女の子は恥ずかしそうに逃げて行った… 「 ………。」 「 ………。」