「どうせ、バレンタインは彼氏さんとデートなんでしょ?」 「……そ、そうだけどっ…!!」 あたしに聞かれて思わず顔が赤くなる沙耶は、女のあたしから見たってほんとにかわいい。 「それじゃあさ茉莉、『ラブゲーム』に参加すれば?いい出会いがあるかもよ?」 …ラブ、ゲーム? 「何それ」 あたしが首を傾げていると、沙耶が驚いた顔をしていた。 「ちょっと!茉莉って、『ラブゲーム』知らないの?」 …沙耶さん、耳が痛いです。 .