暴言男は一人倉庫に向かっている。 その後ろ姿を見るだけで、あたしの心臓は飛び出しそうなくらいドキドキする。 …あたし、気付いちゃった。 認めたくないけど認めざるを得ない。 あたし、あの暴言男に惚れてる。 「ねぇ、待ってっ…!」 高鳴る胸を抑えながら、あたしは暴言男を追いかけた。 .