あたしは真っ赤な顔で言った。 「名前、颯っていうんだね」 「おう、それがどうした」 「いーや、なんでもない」 ちょっとした疑問が生まれたけど、それは後に取っておこう。 「てかさ、もう終わったな、ラブゲーム」 「えっ…?ああ゙!!」 何気なく見た体育館では、もう片付けが始まっていた。 やってしまった…。 「終わったことだし、倉庫戻るか。荷物置きっぱだろ…?」 …えっ? .