「ごめん、ちょっと飲み物買ってくる」 あたしは、正体不明のこの気持ちから逃げたくて外に出た。 …なんだったんだろう。 何故かあの暴言男と目が合う度に、あたしの心臓が騒ぎだす。 あたしって、もしや病気っ!? そんな事をひたすら考えていたあたしは、また人にぶつかってしまった。 さっきもこんなことあったよな…。 そう呑気に考えながら、あたしは顔を上げた。 …でも、今度は違ったんだ。 神様、貴方はなんでこんなに意地悪なんですか? .